新型コロナウイルスで、世界も日本も大混乱に陥っていますが、
今日は、なぜ、私が自信を持ってホメオパシーでこの世界的な感染病の大流行に対応しようとしているのか、
その背景についてお話ししたいと思います。
ホメオパシーは、19世紀初頭にドイツ人医師のサミュエル・ハーネマンが打ち立てた療法であることは、ご存知の方も多いと思うのですが、
そもそも、ホメオパシーがその効果が認められるようになったのは、
1813年の腸チフスの流行の時でした。
それは、ハーネマンの驚異的な成功率によって、
医師たちがホメオパシーに注目しはじめた、ということに始まります。
具体的に言えば、現代医学で治療された人々の致死率が30%以上であったのに対して、
ハーネマンが治療した180人の患者のうち、死者は2人でした(1%以下の致死率)。
これに端を発して、次々と、感染病が蔓延するときに、ホメオパシーは活躍しているのですが、
以下に、歴史的にどうやって使われてきたのか、を掲載してみます。
1831年のコレラ大流行時
ホメオパシー病院で治療されたケースでの致死率は9%(Dr Quin)
現代医学での治療の致死率は40%(ロシアの皇室発表)
現代医学での治療の致死率は60%(カナダ人医師オスラーのテキストブックより)
1831年オーストリアでのコレラ流行時
ホメオパシーで治療された人の致死率は31%
現代医学の致死率は66%(Dr Wild)
1854年イギリスでのコレラ流行時
イギリスでは、23,000人が死亡、ロンドンだけでも10,000人が死亡したというのですから、この流行もとても激しいものだったことが伺えます。
イギリス議会のレポートによると(後になってホメオパシーの詳細が明らかになりました)
ホメオパシー治療による致死率は9%
現代医学による致死率は59%。
1855年、コレラ、ブラジルのリオでも大流行
ホメオパシー388ケースのうち、致死率は2%
現代医学での致死率は、40%と60%というデータが残っています。
1862年ー64年ジフテリアのニューヨークでの大流行
ジフテリアは何度もかかってしまう上に、同じ症状が出にくい、という傾向があって、
とても治療が難しいそうなのですが、
ホメオパシーでの致死率は16.40%に対して、
現代医学では、83.60% の致死率でした。
1878年アメリカでの黄熱病
20,000人がミシシッピ川地域全体で死亡、メンフィスだけでも5000人が亡くなる規模でしたが、
ホメオパシーによる致死率は6%に対して、
現代医学では、15−85%(地域による)の致死率。
上記詳細は、Robin Murphy ND のウェビナーからのデーターを一部まとめさせていただいています。
そして、インフルエンザということと規模が、今回の新型コロナウイルスの参考になる
1918−1920年 スペイン風邪インフルエンザ大流行
これは致死率最悪の歴史と言われています[1] 。
たった24週間の間に2-5%の人口約5000万人〜1億人が亡くなっています。
1年で亡くなった人の数は、1347−1351年の間にヨーロッパを震撼させた黒死病以上。
ドクターウィリアム・パーソン(ハーネマン医学学校フィラデルフィア)が、
88人のホメオパシー医師に調査を行なったところ、
26,795人の患者を診察中、273人が死亡(致死率1.02%)
88人のうち、24人の医師が診察した3519ケースでは、死亡者を一切出さなかったという報告もなされています。[2]
コロンビア地区のホメオパシック・メディカル・ソサエティは、
1,500人の患者のうち、15人が死亡(致死率1%)。
ワシントンのホメオパシック・ホスピタルでは、死者は0。[3]
ニューヨーク・ホメオパシック・メディカル・コレッジのガイ・ベックリー教授の調査では、
16,913人のケースのうち、67人死亡(致死率0.4%)が報告されています。[4][5]
この時の現代医学による治療を受けた患者の致死率は30%だったのに対して、
ホメオパシーの治療を受けた人たちの致死率は0.7%に止まっています。
スペイン風邪については、アメリカのホメオパスPaola Brownさんの情報を参考にさせていただいています。
というわけで、歴史が語るホメオパシーの致死率のデータからも、
免疫力を高め、
個人個人の症状に合わせたレメディを選ぶ
ホメオパシーが感染病の治療にはとても有効である
ということが言えると思っています。
また、ホメオパシーは予防的にも使われます。
ハーネマン自身も、猩紅熱が流行った時に予防的にレメディを使っていました。
今回の場合は、
Influenza
Oscillococcinum
Pneumococcinum
がお勧めのレメディたちです。
繰り返しになりますが、
溢れる情報の中、
必要以上にパニックにならず、
免疫を高める
ことにフォーカスすること、
○食事
○睡眠
○リラックス
○笑い
○必要に応じて、自分にあった療法のサポートを受ける
が今一番大切なことと思います。
Reference
[1] J.H.Walters. Influenza 1918: The contemporary perspective. Bulletin of the New York Academy of Medicine 1978; 54:855-864.
[2]William A. Pearson. Epidemic influenza treated by homeopathic physicians. Journal of the American Institute of Homeopathy 1919-1921; 12:11-13
[3] Ernest F Sappington. Discussion: Influenza: a favorable mortality and publicity. Journal of the American Institute of Homeopathy 1919-20; 12:588.
[4] Guy Beckley Stearns. Treatment of influenza. New York : New York Homeopathic College, 1913,3/
[5] D.C. MacLaren. President’s address. Proceedings of the International Hanhemannian Association 1919:16.
トップの写真 :emmanmaさんによる写真ACからの写真をお借りしました。