一週間前の父との会話。
日本は、中国からの新型ウィルスの話で大騒ぎだよ!
イギリスにはちらほらその話題が入り始めていた頃でした。
そしてこの一週間の間に、イギリスでも、徐々にニュースで取り上げられるようになり、WHOの発表を受けて、大騒ぎはこちらでも始まりました。
まもなく、初の感染患者イギリスでも、
という見出しが踊ることでしょう。
感染病は確かに下手をすると死に至る病。
これは、昔も今も変わりません。
でも、感染病は予防ワクチンが使われ始める前に、
その致死率は激減しているんです。
なぜなら、下水道が整い、衛生面の改善が近代社会になって劇的に普及したからです。
ワクチンだけがその致死率を下げたわけではないのです。
ですが、すでに、この新型コロナウィルスに対するワクチン開発の話題がのぼるようになってきました。この夏にも、という話も出てきています。
報道や医療機関が煽る背景は言及しませんが、
ワクチンがないと言って恐怖心を抱くのはどうなんだろう、
と、
この手の報道を見るたびに思います。
私たちの体は、
そもそも、
自分でバランスを取れるように、
見事にデザインされています。
簡単な例で言えば、
切った傷口は、
頭で考えて傷口治れ〜、
などと言わなくても、
自然に治っていきます。
これが自然治癒力というもので、
この世に生まれ落ちた生き物は、
全て備え持つとてつもない能力です。
では、ウイルス感染して、
治る人と、
死ぬ人がいるのは何故でしょう?
治る人は、自然治癒力が強いからです。
自分で転んでも起き上がる力が強いからです。
でも、もしすでに色々な病を患っていて、
ただでさえ呼吸するのも大変、
家の中を歩き回るのもままならない人が、
少しでも強いウィルスに感染したら、
自分で治すのはおそらく大変な労力になる事でしょう。
つまり、
その人の体がどれだけバランスが取れているのか?
が
その人の健康を決めるという事なんです。
だから、
インフルエンザのワクチンをきっちり毎年受けているのに、
インフルエンザに今年もかかっちゃったよ、
という会話がなされるわけです。
ワクチンは、ウィルスを退治してくれるわけではなく
(正確にはある特定のウィルスには抵抗は出来るでしょう)
あくまで、自分の体が、ウィルスという外からの攻撃にあっても、
自分の力で元のバランスを取り戻せるか、
なんですね。
「恐怖」
は、このバランスを崩す最たるものです。
恐怖を抱いたら、体はどう反応するか、
といえば、
ガードする、戦闘モードに常に入っている、
ということになります。
常に戦闘モードにあるということは、
交感神経が常に高ぶっている状態ですから、
副交感神経が出る幕がありません。
副交感神経が働くことで、
人はリラックス出来て、
1日の緊張というバランスを欠いた状態から、
バランスを取る元の場所に戻れるのに、
「恐怖」
を持つという事は、
バランスを戻すチャンスを自ら失わせているのと同じです。
こういうウィルスの猛威、脅威、
などという報道がなされる時には、
手を洗う、うがいをする(衛生を保つのがウィルス感染による致死率を下げた話をしましたよね?)
いい食事をして、体が自分で治す力をつける、
という基本的な事はもちろん、
「恐怖心」を過剰に持たないという事も、
とっても大切なんです。
それが自然治癒力を発動させる土壌を作りますから。
とはいえ、現代の生活で、ストレスを抱えている人が多いのも確か。
ストレスももちろん恐怖と同じように体には影響します。
自分はもう体力がないからな、
家族は疲れ切っているからな、
という人には、
ぜひホメオパシーを試して見てほしいです。
今回の新型コロナウィルスの症状の特徴から、
ジェルセミウム(インフルエンザようの疲労感、重たい瞼)
ブライオニア(乾いた咳、胸や頭の痛み)
ユーパトリウム(全身の骨の痛み、重くてだるい)
という3つのレメディが助けになる可能性があります。
私のところに通われている何人ものクライアントの方々が、
この年末、子供から旦那さまから家族全員ひどい風邪にかかって
看病で大変な思いをしたのに、
自分はかからなかった、
と報告してくださっています。
無用な恐怖を抱くより、
自分の体が自然治癒力を発動できるように、
しておきたいものですね